キャッシュレス化することのメリットとは?
現金を使わずにキャッシュレス決済をすることには、たくさんのメリットがあります。まず、現金を銀行などから下ろして運ぶ必要がなくなりますので、盗難や紛失などのリスクを下げられるということです。これは消費者だけでなく、銀行や店舗にとってもリスクを下げる要因となります。政府としても、紙幣や硬貨の発行量を下げられますので予算を削減することにつながります。
また、多くの場合、キャッシュレスサービスを使うことによって、ポイントが還元されますので、現金払いよりもお得に買い物ができるようになるというメリットもあります。クレジットカードの利用がその一例で、少なくても0.5パーセント、多いと4パーセント近いポイントが還元されます。そのポイントは、プレゼントに交換したり電子マネーなどに換金できます。さらに、現金と違ってキャッシュレス決済ではすべての支払いがデータとして残りますので、購入履歴をチェックしたり家計を把握したりするのに役立ちます。スマホのアプリなどで、簡単に利用状況を確認できますのでとても便利なのです。
キャッシュレス化が進むと、消費が拡大するというのも大きな面で見るとメリットとなります。より支払いが楽になる分消費が拡大します。すると税収も大きくなり政府も楽になりますし、企業活動も活発になりますのでトータルで経済が発展する助けとなるというメリットが生まれるのです。
キャッシュレス化に伴うデメリットとは?
このように、メリットが目立つキャッシュレス化ですがデメリットも同時に存在します。まず、気軽に買い物ができてしまうため、ついコントロールが効かずに買いすぎてしまうという可能性もあります。一面では経済の発展に貢献しているのですが、個人として見るとマイナス要因となります。
また、キャッシュレス決済ではスマホでの利用がこれから発展していきますが、スマホを紛失してしまった場合、またバッテリーがなくなってしまった場合、支払いができずに困ってしまうという事態も生じます。もちろん、現金の場合も盗難や紛失というリスクがあり、万一こうした事態に遭うと取り戻すのはかなり難しくなります。しかし、電子マネーなどの場合は、所定の手続きを踏めば取り戻すことも可能ですので、デメリットがあるものの、現金にはないメリットも生んでいると言えます。このように、キャッシュレス化にはメリットとデメリットの両方がありますので、上手に利用することはカギとなります。